稽古ノートをつけてみましょう。
自分以外の人にも伝わる形である必要はありません。走り書きでも、文章になっていなくても、言葉にすらなっていなくても、稽古を終えた帰り道、その日の稽古を振り返り、一番心に残ったことを書き留めておきましょう。
私が定期的に名古屋の本部に通っていた時期には、ホテルの部屋でその日先生にご指導いただいたことを思い返し、思い返せる限り全て書き出していました。先生が鎌倉の稽古に来てくださった際も、自分がいただいた言葉、皆さんに向けてお話しになったことなどをノートに書いていました。
古いものを見返すことはほとんどありませんし、全てが手元にあるわけでもありません。でも、それでいいのです。見返すことが目的なのではなく、その日の稽古を振り返ること、それを書くこと自体が稽古ノートの目的です。もっと言えば振り返るだけでも良いのですが、どんな形であれアウトプットを伴うと学びの効率は大きく上がります。
稽古は一年の締めくくりに入っています。今年一年を振り返り、印象に残ったこと、取り組んだこと、来年取り組んでみたいことを書いてみるのはいかがでしょうか。