先日、Xにこんなポストをしました。
普通、「護身術」というと、襲いかかってくる相手の手を捻りあげるような体術のことを想像すると思います。気づかいが「護身術」というと些か奇異な感じがするかもしれません。
車の運転に例えるならば、手を捻りあげるような「護身術」はシートベルトやエアバッグ、あるいは自動車保険などにあたります。それに対して上記のポストにおける「護身術」は「安全運転」にあたります。
どちらも大切ですが、シートベルトもエアバッグも安全運転あってのものであることはご理解いただけると思います。
以前こちらにアップした神戸金七初代館長による道場訓にも、柳生石舟斎先師の言葉を借りて同じことが説かれています。
いつも穏やかでいることや気遣いを忘れないことは、道徳的な指針であると同時に兵法の実践的な教えでもあるのです。
剣槍の術の稽古を通じて学んだことを、ぜひ日常の場で実践していただけたらと思います。